鉄筋にコンクリートを流す、前日談

皆さん、こんにちは!北九州店展示場スタッフの秦です。

先日、馬田が話していた生コンクリート搬入の前日…実は、現場で作業を手伝わせて頂きました!

そこで今回は現場の施工風景を紹介したいと思います。

生コンクリートを流す前の、鉄筋を入れる工程です。

設置するブロックの位置に鉄筋が入るよう幅や高さを測り、糸を張り端から端まで差異がないか……大変、細かな作業を手際よく進めていく様子は流石はプロの仕事…。現場初心者の私は後ろで拝見することしか出来ませんでしたが、この炎天下の中、小さな水平器の泡が真ん中にくるように精密に微調整をしながら鉄筋をハンマーで打ち込み、必要な長さでカットし時には曲げ、下地を流すための道になる板を並べる姿は尊敬しか感じ得ません。

今更ですが、この鉄筋はブロック塀が倒れないよう補強のために入れています。その強度が揺るがないよう縦と横の鉄筋をぎゅっと結ぶのですが、結ぶ箇所はひとつの現場で何十、何百…ひとつでも緩んでしまえば意味がありません。そこで!現場には便利な道具が2つあります!ひとつめは、結束線と呼ばれる細い針金のような部材。そしてもうひとつ、鉄筋同士を強く結びつけるためのハッカーという先端の尖った道具です。

実はこの作業のお手伝いをさせて頂きました。結果は……惨敗。職人さんは結束線を手に取るや1秒足らずでくるりと終わらせてしまうので、「これは簡単だぞ」と意気揚々と道具を受け取りチャレンジ。まずは、結束線の穴にハッカーを通して残りの針金を絡めてくる…あれ?ハッカーが回らない?くるくるしない?結束線があらぬ方向へ曲がってる!力加減を間違えて結束線がぷっつり。鉄筋と鉄筋の間に隙間がぽっかり。上手くいったと思ったら手袋が巻き込まれてる…!…基礎の基礎ができない散々な結果です。

今回、ブロックを4段積み上げる現場なのですが、1段、2段、…そのすべてにこの結束という作業はあります。目的は、鉄筋と鉄筋をきちんと結びつける。簡単なことですが、これが難しい。そして大切な作業です。

家に必ずといっていいほどある、ブロック塀。当たり前にあるものだから簡単手軽に、さくっと出来てしまうものだろうと安易に考えていた自分が恥ずかしいです。実は、こちらの現場は別の日にも参加をさせて頂きました。その際の恥ずかしいエピソードも、また後日!

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