イギリス研修(14日目)

2011/06/03(金)

今日は金曜日。
とうとうイギリスも本日が最後の行動できる日となる。

今日は最後の探索の地「ウィンチェスター」に滞在している。
明日はイギリス・ヒースロー空港より日本に帰国する。

イギリスの登山家「ジョージ・マロリー」。
1924年の英国の威信をかけたエベレスト第三次遠征において、世界初のエベレスト頂上を目指したが、頂上付近で行方不明となる。
1999年5月1日に国際探索隊によって遺体が発見された。
ジョージ・マロリーが「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか」と問われて「そこに山があるから」と答えたという言葉は有名だ。
その「ジョージ・マロリー」が「キャメロットは今で言うウィンチェスターだ」と明言した街。

ピンと来た方は素晴らしい。
そう、ここは「アーサー王」と「聖剣エクスカリバー」の街だ。

最初に訪れたのは「ウィンチェスター大聖堂」。

天候が修飾語となり素晴らしい造形美だ。


映画ダビンチコードでも バチカンとして登場してくる「北回廊」。
圧巻だ。

床のところどころに色が付いている。

なんと全てお墓だった。
日本での常識が通用しない。
しかしすごい納得できる。
嬉しくなった。

2階のフロアーにあがる階段があった。
12世紀に書かれた聖書が公開されていた。
文字が綺麗に書かれていて感無量になった。
サイズは新聞を広げた時のサイズだった。
撮影禁止だった。

そして女性作家「ジェーンオースティン」のお墓もここにある。
ここウィンチェスターを最期の場所として移り住んだ。
姉に最期を看取ってもらったそうだ。
悲しくなり、嬉しくなった。

外へ出ると日本にはない光景が・・・・。

「ウィンチェスター大聖堂」の周囲は全て墓地だ。
ここを広場としてたくさん人々が楽しんでいる。
代々木公園や大濠公園のようだ。
自分は出来るならこんなお墓に入りたいと思った。

隣接している建物に訪問した。
どうも裁判所らしい。

あまりの美しさに息をのんだ。
ありがとう。

ウィンチェスターの街の建物の多くは共通している点がある。

壁にレンガか石のリサイクルを埋め込んで見える造形。

かなり凹凸がはげしい。
たくさんの建物でこの意匠が見られる。

街の奥に進むと不思議な建物が見えてきた。
「ウェスト・ゲート」だ。

ウィンチェスターの街はその昔、全てを城壁で囲われていた。
その一部だ。

そしてここを左に曲がると「グレイトホール」がある。

ここにはアーサー王の円卓がある。
円卓は身分上下に関係なく席上では対等に話せるテーブル。


この円卓は14世紀に創られたもの。
その実物だ。
上部中央のアーサー王から、時計回りに、ガラハッド、ランスロット、ガレス、 パーシヴァル、ライオネル
トリスタン、ガウエイン、ベディヴィア、ブリオベレス、ラ・コート・マル・タイユ、ルーカン、パロミデス
ラモラック、ボールス、セイサー、ペレンズ、ケイ、エクトル・ド・マリス、ダゴネット、ドゴアー
ブラモアグイングレイン、アリノール、モードレッド。

本当に感動した。

イギリスの最終日が本当にここでよかったと思う。

当社は外構・ガーデニングの同業者で運営している「庭スタイル会」のメンバーだ。
「庭スタイル会」は現代の「アーサー王と24人の騎士」のようだ。

イギリスで多くのことを学ばせて頂いた。

明日、日本に向けて帰国する。

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~Yutei-Furyu ~

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