「よく森林破壊は人が理由とよくいわれているが、君はどう思うかね?」と質問されたことがあります。
無計画な伐採とそれからくるオゾン層の破壊・・・よくニュースで耳にします。
当然私も人が理由だと思いました。
でもその方は「人がいるから元気な森林はあるんだよ。枝打ちしないと木はまっすぐ育たないし、人間はいわば腸内細菌と同じなんだよ。ただ善玉菌か悪玉菌かの問題だと思う。」
こんな答えは当時の私にはありませんでした。
頭に閃光が走ったというか、こんな考え方があるんだなと凄く感銘を受けました。
またその頃から少しずつ考え方が変わりました。
「生き物には全て生きてる理由があって、良くも悪くもなる。」
この方は私にこんなふうに言いたかったんだろうなと、最近特に自分なりに思います。
若い人が何故、体が頑丈に出来ているかとよく考える時があります。
自分がそうだからです。
徹夜しても次の日大丈夫だし、寝ればすぐに疲れが取れます。
若さの特権の1つです。
たぶんこれにも理由があるんだと思います。
若いときにはたくさん苦労して経験を積めるように体ができていて、そして体が不自由な年を取った時に、体ではなく経験からくる知恵を使い、そして若い人に指導する。
私はこう思います。
ある専門学校で私が就職前の心がけセミナーを行いました。
その時に「君たちはよく大人は卑怯だとかひどい人が多いと言う。しかし君たちが大人になったらもっとひどい人になるんじないだろうか」と話しました。
苦労をなるべくさけて楽な方へ進もうとする若い人が増えていると感じます。。
また「得意なこと」と「好きなこと」を間違えていると思います。
私はコンピューターが得意です。
たぶん今でもそこそこ専門でも通用するんじゃないだろうかと思う時があります。
しかしそれは得意なだけで好きではありません。
最近本当に好きなんだろうなと思うのはやはり「ガーデン関係」のお仕事です。
では好きなことの出来る仕事が簡単に出来るかというと、また違うと思います。
それは好きなことで大成するには、嫌いなことやまた不本意な遠回りのような所にこそ、必ず望む好きなことの出来る方向への羅針盤が隠されているんだと思います。
チャンスはみんな平等だと思います。
このとんでもないところに隠されている羅針盤を気づかないだけだと思います。
いま置かれている境遇にもどんなことにも理由があるんだと思います。
得意なことはちょっとした挫折でダメになることが多いと思いますが、好きなことはきつくても出来ます。
「得意なこと」と「好きなこと」。
似ているようで大きく違います。
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~Yutei-Furyu ~
Name : Nakamura(male)
Job : Nandemoyasan
My Hobby : tabe nomi aruki
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